私の過去の仕事(ペイント/アートメイクをファッションに取り入れた作品)をみて、GAGAからオファーをいただきました。お声がけいただいたことはとても嬉しかったです。今回のGAGA来日中、私がメイクを担当したのはこのライブの時のみで、それ以外は専属のメイクの方が担当されていました。このライブ時だけ、日本人である私をメイク担当に選んだわけですが、それだけGAGAのライブにかける想いが特別なだったのだと感じています。
テストメイク
本番前のアニメメイク
目を開いたときにも美しくsexyにみせるのが
最大のポイント
当初GAGAから「日本のアニメ、キティ」をキーワードとしてもらっていました。日本のアニメには色々なタッチの作品があるので、私なりのイメージをいくつかシェアしました。
私自身は、日本のアニメ・マンガは海外に誇れるカルチャー、という認識を持っています。
ところが本番前のテストメイク※左図をGAGAにみせたとき、彼女が私に伝えてきたことはとても印象深いものでした。
「このメイクはとてもcool。とてもいいわ。ただ今回私は、震災復興のためにここにきている。日本のファンを励ますことを目的にきているので、過度な鎧をかぶることはせず、ファンが私をみた瞬間、一目で『GAGAが来たんだ!』ということをはっきり伝えたい。 過剰なメイクではなく、一瞬で私だということを伝えたい。それでいてkawaiiではなく、sexyでcoolなメイクにしてほしい」と。
パフォーマンスの目的と、それを伝える言葉がとてもクリアだと思いました。そして、なるほどと思いました。急遽メイクを変更し、まぶたに大きく瞳を描く「アニメメイク」を提案しました。 最大のポイントは目を開けた状態でも美しく、かつcoolな目に見えることでした。GAGAもとても気に入ってくれ、すでにご覧いただいたようなアニメメイクになりました。
GAGAがいかにファンのことを大切に考えているか、またいかに目的をもって表現しているかということがわかり、とても感動しました。
勿論ありました。 ライブ感があるところが全く違いました。東京コレクションなどのショーでも、モデル達はランウェイを歩く=動くのですが、歌を歌い、かつGAGAのように激しくダンスをする人のメイクとなると、メイクの仕方も違ってきます。
以前から私は個人的にGAGAが好きで、トレッドミルにのっているときなど、iPodでVideoクリップを楽しんだりしていました。ただ今回のお仕事のオファーをいただいてから、改めて彼女のこれまでのライブを見直し、GAGAの動きの癖、彼女の動きの中でどのようなメイクが美しいかを考えていました。
特別ウォータープルーフではなくても、もちが良いものや落ちないものに配慮して選定しました。
ブラシは、YUKI BRUSHES EYE SHADOW BRUSH (M) 010,とEYE SHADOW BRUSH (S) 011を使用しました。
@ladygagaのtwitpicに掲載された本番前のGAGA
GAGAはメイクについて「overcoming + the hope of the future. 」とコメントしている。
全てが新しいと思いました。
GAGAは舞台でパフォーマンスをする人だけでなく、舞台を演出をする人、衣装を作る人、そしてメイク担当まで、クリエーションに関るすべての作り手を、「アーティスト」として同じ目線でみていました。
それぞれが自分の持ち場にパッションと責任をもち、1つの作品を仕上げて完成させていく、これこそ私がやりたかったことの1つです。
また私は、Makeupを1つのArtとして捉えています。常日頃からメイクはArtとは切り離せない、切り離したくないと思っています。Art性の強いGAGAのパフォーマンスやクリエーションには共感できる部分が多かったです。
GAGAは細かい指示は出さず、ある程度こちら側に任せてくれるスタンスでした。拒んだり、ダメだしをしたり、ネガティブな発言や態度をとるといったことが一切なく、GAGAのまわりのスタッフも悲観的な発言や振る舞いをする人は誰ひとりとしていませんでした。
GAGAを含め、まわりのスタッフ全員がスイート(温かな人)だったことも、とても印象的でした。
- Fashionsnap
- アニメメイクから徹子ルックまで 来日中のGAGAを支えたブランド、ヒトは?
- YOU TUBE
- The Edge of Glory & Born This Way on the MTV Japan AID Relief
- AFP BB News
- アニメ風?ガガ、デカ目メークで会見
- LADY GAGA twitpic
- twitpic @ladygaga
Photo)Satoko IMAZU
- 1990
- 渡仏
- 1991
- CHRISTIAN CHAUVEAUにてメイクを学びdiplomeを取得卒業後、数々のメイクアップアーティストのアシスタントをしながらパリコレ参加
- 1994
- 特殊メイクに興味を持ちATELIER INTERBATIONAL DEMAQUILLAGEにてdiplomeを取得
- 1996
- PAT McGRATH女史に師事
- 1997
- FEMMEに所属
- 1998
- ベースをパリから東京に移す
- 1999
- フリーアドバイイザーとしてM.A.Cと契約(1年間)
- 2004
- ケサランパサランと開発アドバイザーとして契約(1年間)
- 2010
- M0へ移籍



